マンガの作品名は、売り上げを左右し、どのような内容であるかを端的に表現するため非常に重要です。
『来世は他人がいい』はタイトルがとても印象的ですよね。ラブコメなのに、突き放すようなタイトルでハッとさせられます。
そこで、タイトルに込められた意味を考察してみました。
公式の見解
原作者の小西明日翔先生はネットのインタビューで、以下のように語っています。
ただ『来世は他人がいい』に関しては、主人公の吉乃と霧島が結ばれることを予言しているとか、最後に登場人物の誰かがこの台詞を言うのではとか、タイトルからいろいろなことを読者の方に予想していただくのですが、現段階ではそういった意味は含ませていません。
https://book.asahi.com/article/13394692好書好日インタビューより
現段階では、ということは、今後の展開次第で変わる可能性もあるのでしょうか。
「他人」の意味は何か
他人の意味は3つあって、「血縁関係のない人」、「関係のない人」、「自分以外の人」です。
このマンガにおいては、どの意味にも取れそうなのがおもしろいですね。
誰の想いなのか
吉乃か霧島、あるいは両方でしょうか。ほか、さまざまな主要登場人物の想いや願いなのかもしれません。
タイトルの意味
①嫌いなので他人がいい(本気)
②嫌いなので他人がいい(冗談)
③今世は結ばれなかったので他人がいい
④来世も結ばれたいので他人がいい
以上4つの意味にも取れます。
①は他人、つまり強めに関わりたくないという意味合いですね。
②は、冗談半分で明るい感じです。
③は、結ばれたかったのに、結ばれなかったということですね。つまり血縁関係にあって、結婚できないということです。
④は、来世「も」だとモロネタバレになってしまうので、「は」にせざるを得ないかなと。
個人的には、④になってほしいですね。本当に好きなんだなーと感じます。
結論、どれも可能性としては十分考えられるので、現状、タイトルの意図することに答えはありません。
この先、作中で誰かのセリフとして発言するのか、あるいはタイトルの意味が明らかになるのか、楽しみですね。
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